水道産業新聞(1月21日付)に当社の施工工事が掲載され、「配水塔を曳家工法で移動させる」という全国初の工事に大きな注目が集まりました。
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今回更新を迎えた川崎市「宮崎配水塔」は約16万人の市民の方々の生活を支えています。
狭小な用地、住宅地での騒音防止等、課題が多い中で、当社のステンレス製タンクとフロート式逆流防止弁が採用されました。
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既存配水塔用地に新設2塔を建てる計画ですが、用地が狭く、隣の公園内に築造した仮設配水塔を本設地に曳家工法で移動させ、運用することになりました。
軽量なステンレスタンクだからこそ可能な工法ですが、仮設を本設とすることで資材や工期のロスもなくなります。
また、住宅が隣接しているため、一般的には池内上部で開放される流入水を池底開放して落下音を防止します。フロート式逆流防止弁を設置することで水の逆流防止と、池内の滞留水を解消します。
(写真をクリックすると 大きな写真が見られます)
曳家工事当日は、多くの関係各所、水道事業体の方々にご見学いただき、「狭隘用地での更新に有効」、「工期短縮することで地域への影響を最小限にした」、「仮設を再利用できるいい事例」などのコメントをいただきました。
配水池更新の際には、築造時とは違った点も発生するかと思いますが、今後もより良い水環境の整備に取り組んでいきます。(本件お問い合わせは、当社 水道事業部までお気軽にどうぞ)
トラック、トレーラー等で搬入可能の場合は、工場組立となりますが車載可能サイズ以上、
若しくは室内等の小さくても搬入が困難な場合は、現場組立も可能です。
当社で取り扱うステンレス材は、多種に渡りますので、最寄営業所へお問い合わせ下さい。
Ex)飲料用のパネルタンクで国土交通省仕様であれば、
SUS329J4L+SUS444という組合せとなります。
FRP等の異なる材料においても、取り換えは可能です。
固定ボルト等の仕様の異なる点は、現地調査をさせて頂き、
既存に合わせた設計をさせて頂きますので心配ありません。