矩形配水池は、背丈が低いので、水平力を受けた場合、せん断変形モードが支配的である。
1枚の補強架構を取り出して考える場合、天井ばね力と設計用せん断力の作用方向が反対で
あるので、各段ブレース材天端の相対水平変位量は、式(3)により求める。
式(1)中のQBi は天井ばね力を考慮しない場合の各段ブレース材天端に作用する設計用
せん断力で、その大きさが 式(4)により求める。
ここで、δBi:i 段目ブレース材天端の相対水平変位量 Bi:i 段目ブレース材の長さ m
Bi:ブレース付き架構におけるi 段目ブレース材の合計本数 EB:ブレース材のヤング率
ABi:i段目ブレース材の断面積 φ:ブレース材軸方向と水平方向との角度 PBhi:i 段目
ブレース材天端に作用する水平力 nB:ブレース材の段数である。
一方、1枚の側壁を取り出して考える場合、天井ばね力と設計用せん断力の作用方向が一
致するので、側壁面については、次式が成立する。
ここで、δWi:i 段目側壁天端の相対水平変位量 hWi:i 段目側壁の高さ QWi:i 段目側壁
天端に作用する設計用せん断力(ばね力の考慮なし) PWs:側壁面の上端部に作用するば
ね力 EW:側壁のヤング率 L:地震方向の側壁幅 tWi:i段目側壁の厚み PWhi:i 段
目側壁天端に作用する水平力 nW:側壁の段数 ν:側壁のポアソン比である。
天井を剛床に仮定したので、配水池天井板位置では、式(7)が成立する。
また、天井板に発生する内力、ばね力のベクトル和がゼロであるので、式(8)が成立す
る。
ここで、δR:剛床天井の同一変位量 NWi:地震方向の側壁面の枚数 NB:地震方向のブ
レース付き架構の枚数である。
式(2)~式(8)を連立して整理すれば、ブレース付き架構の上端部に作用するばね力
は、式(9)で表わせる。
式(8)により、側壁の上端部に作用するばね力は、次式で求める。
トラック、トレーラー等で搬入可能の場合は、工場組立となりますが車載可能サイズ以上、
若しくは室内等の小さくても搬入が困難な場合は、現場組立も可能です。
当社で取り扱うステンレス材は、多種に渡りますので、最寄営業所へお問い合わせ下さい。
Ex)飲料用のパネルタンクで国土交通省仕様であれば、
SUS329J4L+SUS444という組合せとなります。
FRP等の異なる材料においても、取り換えは可能です。
固定ボルト等の仕様の異なる点は、現地調査をさせて頂き、
既存に合わせた設計をさせて頂きますので心配ありません。