2.新型配水池の概要
図1に新型配水池の概略図を示す。2槽式配水池の連通管に
連結するサイフォン管の上部に常時開状態の
吸気弁を設置する。流入方式は、逆流防止機能付の
池底開放方式で、運転方法は、流入水がA槽、B槽を順次に
通過する直列方式である。
2.1 緊急時貯水確保機能
常時運転は図1に示すように吸気弁が開状態のためA槽の水位は
A槽運転最低水位以下に降下しないことに対して、
B槽の水位はB槽最低水位までに降下する。
つまり、A槽とB槽の間で水位差が生じることになる。
このため、地震等の非常時においては、たとえ流入または流出管路が
破断したとしても、A槽の運転最低水位以下の貯水が流出することはなく、
確保されることになる。なお、消火用水量がA槽に入る場合、通常の
火災発生時の取水障害を回避するため、破線で示すように遠隔操作の方法で
火災発生が告知された時、水位差を利用して、吸気弁を閉めサイフォン流
トラック、トレーラー等で搬入可能の場合は、工場組立となりますが車載可能サイズ以上、
若しくは室内等の小さくても搬入が困難な場合は、現場組立も可能です。
当社で取り扱うステンレス材は、多種に渡りますので、最寄営業所へお問い合わせ下さい。
Ex)飲料用のパネルタンクで国土交通省仕様であれば、
SUS329J4L+SUS444という組合せとなります。
FRP等の異なる材料においても、取り換えは可能です。
固定ボルト等の仕様の異なる点は、現地調査をさせて頂き、
既存に合わせた設計をさせて頂きますので心配ありません。