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  • 2014.08.06第2部 電気制御の不要な減圧機能付き緊急遮断弁について

    2.減圧機能付き緊急遮断弁の概要

    図2に示すように、同弁は主に流入口に設置するバタフライ式フロート弁、

    流出口上方に設置する回転式中空ゲート、及びそれらを格納する容器から構成する。

    同弁の使用方法として、図3に示すように高低差のある配水池と

    給水区域の間の管路途中に設置する。

    スクリーンショット(2013-11-19 17.58.26)

    同弁では、給水区域への配水量、すなわち同弁の流出量 QOUTが住民の生活パターンに

    関係して時間帯によって変化するがその最大流出量MAXQOUTが最大時間配水量となる。

    地震等の緊急時、配水池の貯水を確保するために遮断弁を作動させる閾値、過流量

    AQOUTが一般に式(1)に示すように最大流出量MAXQOUTの倍数αで表示する。

    スクリーンショット(2013-11-19 18.01.03)

    一方、同弁では、配水池からの流入量 QINがバタフライ式フロート弁の開度に制御され、

    その最大流入量MAXQIN が調整弁に制御される。図3から分かるように、

    この最大流入量MAXQINが配水池の水位にも影響される。

    同弁を過流量遮断弁として機能させるには、低水位時の最大流入量MAXQINLが

    最大流出量MAXQOUTより大きく、高水位時の最大流入量MAXQINHが過流量

    AQOUTより小さくなるように調整弁を調整しておく必要がある。

    すなわち、管路圧損を無視すれば、式(2)、式(3)が成立する。

    スクリーンショット(2013-11-19 18.05.53)

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