4. 満水状態の矩形タンクの固有周期の導出
ブロックWよりブロックBは剛性が小さく大きな変形特性を呈するので、
矩形タンクの振動特性は、ブロックBによって支配されていると考えられる。
図3(a)は、全ブロックBを等分布質量梁モデルにしたものである。
梁上端部のばね支持端は、二つのブロックWの影響を考慮した結果である。
分布荷重qを受けた梁モデルのたわみ曲線をX(x)とする。
弾性変形範囲内の構造力学の重ね合わせの原理によって、
図3(a)の梁モデルは、図3(b)と図3(c)の梁モデルに分解することができる。
それぞれのたわみ曲線をX1(x)、X2(x)とすると、曲線X(x)は、次の式となる。
式(4)を式(3)に代入して整理すると、次の式を得られる(詳細過程を省略)。
ここに、Lは荷重方向のタンク幅、E、Gはヤング係数、せん断ヤング係数、
IはブロックBの等価断面2次モーメント、tはタンク側壁の平均板厚、
nBはブロックBの個数、nWはブロックWの個数、wBはブロックBの単位高さの質量、
PBSは各ブロックBの上端部に発生するばね力である。
トラック、トレーラー等で搬入可能の場合は、工場組立となりますが車載可能サイズ以上、
若しくは室内等の小さくても搬入が困難な場合は、現場組立も可能です。
当社で取り扱うステンレス材は、多種に渡りますので、最寄営業所へお問い合わせ下さい。
Ex)飲料用のパネルタンクで国土交通省仕様であれば、
SUS329J4L+SUS444という組合せとなります。
FRP等の異なる材料においても、取り換えは可能です。
固定ボルト等の仕様の異なる点は、現地調査をさせて頂き、
既存に合わせた設計をさせて頂きますので心配ありません。