1.はじめに
緊急時の貯水確保のために配水池に緊急遮断弁装置の設置が多用されている。
一方、快適な生活を確保するためには、配水池運転中の無断水が基本条件
となっている。したがって、緊急遮断弁の誤作動等による影響を
回避する理由で全容量の確保機能より部分容量の確保機能付の配水池
が多く望まれている。 配水池の有効容量は、主に時間変動調整容量、
非常時対応容量、消火用水量等から構成する。それぞれの割合の計算例は
表1に示している。表1から、停滞水の生じる恐れがある非常時対応容量と
消火用水量の和の割合は大きく給水人口に関係なく半数を超えて
いることが明らかになった。よって、
①常時における滞留水が生じないことと
②地震等の非常時における非常時対応容量及び消火用容量が確保できることと
③火災時におけるスムーズな取水が出来ること
が配水池計画時の重要な検討項目となっている。私達は上述の諸項目に着目し、
部分容量確保機能付の配水池について、
電気制御を必要としない常時滞留水解消機能付と
緊急時貯水確保機能付の新型配水池を考案した。
本文では、その詳細を報告する。
トラック、トレーラー等で搬入可能の場合は、工場組立となりますが車載可能サイズ以上、
若しくは室内等の小さくても搬入が困難な場合は、現場組立も可能です。
当社で取り扱うステンレス材は、多種に渡りますので、最寄営業所へお問い合わせ下さい。
Ex)飲料用のパネルタンクで国土交通省仕様であれば、
SUS329J4L+SUS444という組合せとなります。
FRP等の異なる材料においても、取り換えは可能です。
固定ボルト等の仕様の異なる点は、現地調査をさせて頂き、
既存に合わせた設計をさせて頂きますので心配ありません。