-有孔壁法及びその効果の評価-
1.はじめに
大型配水池においては、その形状に係わらず池内に死水と呼ばれる停滞水が発生する。これは流入側一点か
ら流出側一点への直線的な流れ特性によるもので、停滞水防止の為に、迂回板を設けるのが一般的である。し
かし、迂回板を用いる方法が最適かどうかに関する研究が少ない。弊社では迂回板による停滞水防止とは異な
る、有孔壁を用いた新しい方法を開発した。これは完全に仕切った壁面に連通管を用いて隣り合う2槽を連通
させる方法で、本稿では、従来方法と新方法を比較評価するものである。
2.数値流体解析及び水理模型実験
配水池内の貯水の停滞程度は、流速分布及び短絡流の有無によって強く影響されている。両
方法の池内流速分布の数値流体解析で使用したモデルルは、1500m3(30×10×5H)実寸配水池で
ある。両方法の入れ替わり特性のトレーサー水理実験で使用したモデルは図1に示した実寸配
水池の1/30、迂回板と有効壁の入れ替え可能な水理模型である。また比較の為、同水理模型
について、数値流体解析を行った。但し、実験及び解析に当たって定常流条件で行い、流入口を底板近傍にて開放させた。
トラック、トレーラー等で搬入可能の場合は、工場組立となりますが車載可能サイズ以上、
若しくは室内等の小さくても搬入が困難な場合は、現場組立も可能です。
当社で取り扱うステンレス材は、多種に渡りますので、最寄営業所へお問い合わせ下さい。
Ex)飲料用のパネルタンクで国土交通省仕様であれば、
SUS329J4L+SUS444という組合せとなります。
FRP等の異なる材料においても、取り換えは可能です。
固定ボルト等の仕様の異なる点は、現地調査をさせて頂き、
既存に合わせた設計をさせて頂きますので心配ありません。