当社では下記のようにパネルタンクの積雪対策をとっております。
①積雪荷重対策
積雪の高さ、荷重に見合った構造や部材を選定することで、
積雪荷重から製品を守ります。
②当社パネルタンクの補強方式について
パネルタンクの本体構造は、パネルと“補強材”により成り立っており、
この補強材を製品内部に設置する“内部補強方式”を標準仕様としています。
これにより、保温材を取付けられた製品においても、
補強材が外部へ剥き出すことがないため、
パネルタンク本来の美観を損なわれることがありません。
さらに補強材が外気に触れないことから、槽内外間での熱伝達が抑制され、
温水の温度降下対策への手助けにもなります。
③冷気影響による液体(温水)の放熱対策
当社では、パネルタンク本体と保温材との密着性を高めるため、
本体側のパネル形状を模った保温材を使用しております。
また、積雪・多雪区域へポンプ室付水槽を納品する場合には、
液体(温水)の放熱による熱エネルギーロスの懸念があります。
これについて、放熱の抑制、そしてそれによる省エネ効果を得るため、
水槽部のみならず、ポンプ室部分も保温材で覆う“全面保温仕様”を
当社推奨の仕様としております。
④積雪による通気口の閉塞対策
多積雪による大気との遮断(通気口閉塞)から水槽を保護するため、
通気口を製品外周付近に配置し、その開口は、水槽より外側へはみ出させ、
そして雨水侵入防止のため、下方へ向けます。
トラック、トレーラー等で搬入可能の場合は、工場組立となりますが車載可能サイズ以上、
若しくは室内等の小さくても搬入が困難な場合は、現場組立も可能です。
当社で取り扱うステンレス材は、多種に渡りますので、最寄営業所へお問い合わせ下さい。
Ex)飲料用のパネルタンクで国土交通省仕様であれば、
SUS329J4L+SUS444という組合せとなります。
FRP等の異なる材料においても、取り換えは可能です。
固定ボルト等の仕様の異なる点は、現地調査をさせて頂き、
既存に合わせた設計をさせて頂きますので心配ありません。