1.はじめに
我が国の上水道システムでは、浄水場で処理した浄水は長い管路及び管路途中に設置された配水池を経て住
民家の蛇口に配送されるのが一般である。従って、上記の各過程において水を滞留せずに速やかに流すことが
水質の確保の重要な一環となる。しかしながら、近年、水道システム構築において管径の最適化及び管路のル
ーフ化などを含んだ管路滞留水対策が積極推進されていることに対して、配水池での滞留水対策について研究
は少ないのが現状である。特に、阪神淡路大地震後、災害時の給水を備えて配水池の有効容量及び水深が増大
することにより配水池の貯水の滞留傾向が強くなる一方であるために、今後配水池滞留水の対策はますます重
要な課題となってくると考えられる。
図1-aに示すように、配水池においては池の中央に仕切板を設置する2槽式を採用することが多い。この理由は配水池の清掃、点
検等の維持管理の際、断水なく行えるためである。この場合、配水池の運転方法として仕切られた2槽にそれぞれに流入・流出
口を設けて2槽を平行に使用する、いわゆる並列運転を行うのが一般的である。一方、図1-bに示すように、仕切られた2槽を連
通する連通管を利用して片側の槽から流入しもう一方の片側の槽から流出する、いわゆる直列運転も可能である。
本文の主旨は、死水の原因となる滞留水の回避の観点から並列運転と直列運転を評価し2槽配水池の最適な運転方法を検討する
ことにある。
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