流出側の逆流防止の仕組み (サイフォン式遮水システム)
サイフォン遮水システムをイメージするには、
灯油の給油をする時に使用する小さなポンプを頭に思い浮かべてください。
あの仕組みが配水池の中に内蔵されています。<
サイフォン式遮水システム
サイフォン式遮水システムの仕組み
地震などの災害時に流出側の配管が破損したときは、
感震器からの信号を受けて電動弁が開きます。
そうすると、サイフォンの中に空気が遮られ、サイフォンが遮断し
流出が止まります。
自動で復帰が可能
作動後、制御盤内の「復帰ボタン」を押し、
タンク内を満水することで、容易に復帰することが
できます。
自動点検
サイフォン管頂部とHWLの間に水位があるときに、電気的に電動弁を開閉させることで、電動弁の動作確認を行います。これにより定期的な検査を不要とします。
サイフォン式遮水システム
サイフォン式遮水システムは、従来の緊急遮断弁に変わるシステムで、低コスト、かつ、コンパクトで、さらに、電動弁を自動的に点検する機能など、これまでにない画期的なシステムです。流出管を逆U字型にレイアウトしたサイフォン管は、緊急時に電動弁を開けることで空気を取り込み流出を遮断します。制御は、地震動と過流量に対応し、これらの信号を得て小口径の電動弁を開閉させます。維持管理費は、電動弁とバッテリの定期的な交換が中心で、それぞれが小型であることから、コストも従来型に比べ、大幅な低減を実現しています。
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タンクは、すべて完成品しか納入できませんか?
トラック、トレーラー等で搬入可能の場合は、工場組立となりますが車載可能サイズ以上、
若しくは室内等の小さくても搬入が困難な場合は、現場組立も可能です。 -
ステンレス配水池の材料は、どうやって決めるのですか?
当社で取り扱うステンレス材は、多種に渡りますので、最寄営業所へお問い合わせ下さい。
Ex)飲料用のパネルタンクで国土交通省仕様であれば、
SUS329J4L+SUS444という組合せとなります。 -
古いタンクを取り換えることは可能ですか?
FRP等の異なる材料においても、取り換えは可能です。
固定ボルト等の仕様の異なる点は、現地調査をさせて頂き、
既存に合わせた設計をさせて頂きますので心配ありません。