製品情報 - 水道事業用製品
ステンレスパネルタンク

ステンレスパネルタンクは、独自のパネル材と卓越した溶接技術を駆使したフレーム&パネル構造により、軽量性と施工性を実現しました。
これにより、人力での設置が可能となり、難易度の高い施工条件の場所でも設置できます。
素材にはSUS444、SUS329J4Lを採用しており、飲料水に含まれる塩素に対しても優れた耐食性を発揮するため錆びにくく、また光を透過しないため藻の発生もなく衛生的かつ美観にも優れています。
ステンレスパネルタンクの特徴
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特徴 1
全溶接構造
すべての部材は特殊溶接で接合。
ステンレスパネルタンク本体は、特殊形状(ダイヤモンドカット型)にプレス形成した、1m×1m、及び、2m×1mの高耐食・高強度のステンレス鋼板を使用し、ティグ溶接法で組み立て、施工します。

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特徴 2
フレーム&パネル構造
耐水性の高いフレームアンドパネル。
ステンレスパネルタンクの内部は建築物のように、柱と梁と筋交いによってフレーム構造になっているので、非常に耐震強度の高いステンレスパネルタンクができます。
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特徴 3
地底フラット構造
地底は平坦なので清掃や作業が楽。
清掃や点検で池内に入ったとき、作業がしやすいよう地底をフラットにしました。
清掃が容易なうえ、排水も完全にできる構造なので、衛生面の管理も行き届きます。 - 
              
特徴 4
地上設置構造
すべて地上に出ているので維持管理しやすい。
下駄基礎で池底を地上から60cm程度高くすることで、池底までの六面点検が可能。万一、漏水があった場合も発見しやすく、速やかな対応が可能です。
※ベタ基礎方式の施工も可能です。

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特徴 5
2池式構造
ステンレスパネルタンクの中央を仕切る2池式が標準。
ステンレスパネルタンクは点検、清掃などの維持管理面から2池以上に分けることが望ましいとされています。ステンレスパネルタンクの場合、他の素材のタンクに比べ低コストを可能にしました。

 
ステンレスパネルタンクの構造

施工手順
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01基礎の施工基礎を施工する。 - 
                
02受台組立工場製作した受台を基礎上で組み立て、アンカーボルトに固定する - 
                
03底板組立受台の上に底板を配置し、溶接する。 - 
                
04側板組立工場にてプレスされた側板を、下段から順に組み立てる。 - 
                
05側板組立(溶接)仮組み後、内部から溶接を行う。 - 
                
06側板組立完了側板最上段まで溶接し、側板組み立てを完了する。 - 
                
07内部補強組立(柱材)側柱・内柱等を底板に溶接する。
側柱は側板溶接する。 - 
                
08天井板組立天井板を配置し仮組み後、内部から溶接を行う - 
                
09内部補強組立(梁材・ブレース材)上段から順に梁材・ブレース材を溶接する。 - 
              

10ステンレスパネルタンク完成本体組立溶接完了後、梯子、手摺、配管などの付属品を溶接で取付、仕上げ処理として溶接部に不動態被膜処理を施し、水張試験を行って完成する。