SVS型は横型に比べて加熱コイルの量が少ないため、給湯量も少なくなりますが、立型構造のため設置面積が小さく、限られたスペースでの設置に適しています。
製品情報 - 建築設備用製品
熱交換器

                  熱交換器には、蒸気と水で熱交換を行うものと、水と水で熱交換を行うものの2種類があります。
多管式熱交換器は前者(蒸気と水)に優れており、コイル(Cu、SUS)に加熱媒体を通して加熱または冷却を行う方式です。
一方、プレート式熱交換器は後者(水と水)に適しており、プレート(SUS、チタン)に各媒体を交互に通すことで加熱・冷却を行います。
                
プレート式熱交換器の特徴
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特徴 1
優れた伝熱性
プレートは独自の研究と長年の経験により開発された波形状をしており、最適の乱流状態を作り出します。これにより優れた伝熱性能を発揮し、たとえば高温側入口と低温側出口の温度差は1℃まで接近させることが出来ます。

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特徴 2
軽量、コンパクト
伝熱性能に優れているので、伝熱面積は小さくてコンパクトです。メンテナンス用のスペースも小さく、多管式熱交換器のようにチューブの引き抜きスペースを考慮する必要がありません。

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特徴 3
安全設計
各プレートの流体出入口は二重ガスケットになっており、たとえガスケットが損傷しても二流体が混じることはありません。

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特徴 4
立ち上がりが早い
保有水量が少ないので、短い時間で立ち上がります。
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特徴 5
分離、清掃が容易
プレートを締結しているボルトを取外すだけで分解することが出来るので、点検・清掃が容易です。
また、必要に応じてプレートやガスケットが簡単に交換できます。
 
プレート式熱交換器の構造
プレートの形状
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縦波プレート - 
                  
横波プレート 
流体の流れ
                        プレート式熱交換器は、出入口ノズルを備えたフレームの間に、波形状にプレス成形されたプレートパックを挟み、締付ボルトで固定するという、非常にシンプルな構造をしています。
                        流体は、ガスケットの組み合わせによってプレート1枚おきに交互に流れ、ノズル1から入った液体はノズル4へ、ノズル3から入った液体はノズル2へ流れる対向流の構成となっています。
                        このため、異なる流体は互いに混ざることなく、プレートを介して効率的に熱交換が行われます。
                        また、プレート表面には凹凸が施されており、これによって流体は乱流状態となり、非常に高い伝熱係数が得られるのが特長です。
                      

プレートパックの詳細


多管式熱交換器(シェル&チューブ式)
